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ダルビッシュ 初登板 公式戦 [スポーツ]



4月9日、本拠地のレンジャーズ・ボールパークで行われた対シアトル・マリナーズ戦。ダルビッシュのメジャー初登板の内容は、決してファンが望んでいたものではなかっただろう。しかし6回途中でマウンドを降りるダルビッシュに対し、高らかに鳴り響く“Yu(ユー)”コールとファン総立ちの拍手喝采が物語るように、“失望”を“期待”に変えてくれた彼の投球は、早くもファンの心を鷲掴みにしたようだ。

 地元の『ダラス・モーニング・ニュース』紙のウェブでは、試合直後のファンの反応をまとめた動画をアップしているが、一様にダルビッシュに期待を寄せる発言ばかりだった。「ファンが完全に一体化していた。最高だった」と評したカップルもいるなど、今後更なる“ダルビッシュ・フィーバー”を予感させる。

 地元に限らず米国内のメディアも、初回の乱調から立ち直ったダルビッシュの投球を評価する論調に終始していた。数少ない全国紙の『USA トゥデー』紙はスポーツ・セクションのトップ記事としてデビュー戦を紹介。レンジャーズとは地区が違うホワイトソックスの地元紙『シカゴ・トリビューン』紙までが記者を派遣し、「試験にパスした」という現地発信の記事を掲載した。

米国中の野球ファン、野球関係者が少なからずダルビッシュのメジャー初登板に関心を寄せていたのは間違いない。そしてその投球は彼らの期待を決して裏切らなかった。レンジャーズ戦を中継していた解説者も以下のように評している。

「先発投手としてチームに勝つチャンスを与える投球をするのが仕事。今日のダルビッシュはそれをしっかり遂行した」

「今日の投球はダルビッシュの経験を反映したものだ。もしあのような場面を経験したことがない他の若い投手だったら、まったく違ったことになっていただろう。ファンの期待する投球ではなかったかもしれないが、申し分ないものだったし、今後に期待を持たせてくれるものだった」

 ノーラン・ライアンCEO兼球団社長も満足そうにダルビッシュの投球を振り返り、更なる活躍に期待を寄せている。

「彼は次元の違うところで野球をやっていますからね。間違いなくやってくれると思います」

 昨年末から年明けまで日本、アメリカで様々な現役選手や野球関係者と会い、彼らとダルビッシュの話をすると、一様に同じ内容の言葉が返ってきたのだが、自分の中では多少のデジャブを感じていた。

 まさに2001年に海を渡って来る前に聞いた、イチロー選手の評価と寸分違わぬものだったからだ。

 2人に共通するのは他人を寄せ付けない飽くなき探求心だろう。メジャーに移籍するまで日本球界のトップに君臨しながらも、そこに満足せず更なる極みに向かおうとした2人の姿勢はまさに瓜二つで、たぶん彼らが目指していくものに完成形などないのだろう。それを裏づけるように、メジャーに来てもイチローは同じ姿勢を貫き通しているし、今後ダルビッシュも同じように道を歩んでいくと信じている。



 ファンの期待もまったく衰えてはいない。前述の地元紙もウェブでは、9日から「今シーズンのダルビッシュは何勝する?」というアンケート調査を実施したが、投球から一夜明けた10日になっても、全体の60%以上が15勝以上すると予測する一方で、10勝以下としたファンは9%にも満たないという結果になっている。今後も地元ファンの大きな期待を背負いながらの登板になりそうだ。




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